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会員様の声(活用例・競売サポート成功事例等)

株式会社アシストK/小舘 隆和様

株式会社アシストK/小舘 隆和様

今回の成功者は、札幌市中央区に事務所を構える「株式会社アシストK 小舘 隆和 様」です。「株式会社アシストK」は2016年5月に入会された会員様です。 981.jpの会員様や一般消費者から大人気の北海道。「北海道はでっかいどう」というだけあり、今回、サポート落札を成功させた物件は「釧路市」、札幌~釧路といったら1泊コースですよね。 お客様からのお問合せをみると、札幌市の人気があるのは当然ですが、ニセコのある倶知安町や三毛別羆害事件のあった苫前町、旭川市、函館市など、問合せも来たから南まで広範囲に渡るため、現地調査等も大変ですよね。(北海道の地図を見てみましょう。) いつもニコニコ穏やかな小舘さまには「でっかいどう」で苦労している事、初めてサポート落札を成功された感想などをお聞きしました。

■貴社及び小舘社長のプロフィールをお願いいたします。


秋田の地方の村で生まれ、東京に憧れ18歳に上京、汽車でなく電車ばかりだった事が驚きでしたが、今は札幌に来て35年になります。


甘い考えで宅建業を始めたのが平成27年夏、不動産の様々な業務に対応する為、日々健闘してお降ります。休日は特に決めてなく、誘われたらどこまでもゴルフ・飲み会・真面目に遊びます。


■北海道の不動産市場、競売市場について教えていただけますか。 


北海道全体をみますと、人口の減る地域と増えてきている地域が徐々に鮮明になってきており、コンパクトシティーの様相が顕著に出てきていますが、海外の人たちの力で蘇っている地域も数箇所あります。


札幌市は全体で人口は増えていますが、区によりばらつきもあり、年齢層が高いかなーと感じていますが、再開発での活性化の動きもあり、人気のある地域とそうでない地域の落差が大きくなってきており、それに連動して物件も動いている状態です。


最近の競売市場で思うことは、落札者(札幌地方裁判所)の中に日本の苗字ではなくアジアの方の名前が増えてきています。また、マンションなどは再販業者の落札も凄まじいものがあり、その価格で落札して売れるの?利益が取れるの?と思う物件も何件かあります。とはいえ、個人で落札できれば、勿論お得感はありますね。


 

■小舘社長が競売物件を扱うようになったきっかけを教えてください。 また、FKRへの入会動機をお聞かせ願えますか。


宅建業を始める時にそれほど同業の知り合いもなく、お客様も紹介がほとんどでしたので、何とか自ら顧客・投資家と知り合える事が出来ないかと思っていたところ「競売不動産取扱主任者」の資格を知りました。この資格を活かすのであれば、登録しなければ意味がないだろうし、協会に入る事で新しい形を作れるのではないかと思いました。


■協会に入って良かった事はありますでしょうか?


  先程も述べましたが、弊社は小さな会社で、知り合いも少なく、無駄なチラシを出さずに顧客・投資家と知り合うことは難しいと思いましたので、協会に入会させていただきました。981.jpを通して徐々にお気に入り会員も増え、最近は、981.jpからの問合せも競売への参加意欲、購入意力のある質問・問い合わせが増えつつありますし、北海道以外の他県の方もとても積極的なので、これからが楽しみです。


981.jpをどのように活用していますか


981.jpを使い始めた最初の頃は、何と返答したらよいのか、不思議な問合せが多かったです。


・融資の予定は無いのですが落札価額を教えてください!


・内装を見たいので何日に会えないか?


・どんな人が住んでいるのか調べてほしい!


・(入札期日ギリギリに)サポート依頼お願いします!


・(売却基準価額が百万円位の物件で)今回は現金で支払いますが、RCの2億円位の物件を探して欲しい


など、本気で物件が欲しいのか、購入する気があるのか(購入資金はあるのか)、競売に対して全く知らないようなので「直接電話でお話しませんか?」と返信するとその後は音沙汰無し、また、農地の競売で「落札後、貸したらいくら儲かりますか?」という問合せもあり、業者の確信を持ちたい為の質問も多かったです。書けばキリが無いほど不思議な質問や面倒な質問も多かったのですが、最近は専門的で感じのよい質問が多いです。


 

■今回サポートされた物件ですが、お客様からの御社への最初のコンタクトはどのような方法でしたか? 


今回のお客様はご自宅用の物件を探されていた方で、突然、電話で問合せをいただきました。その時は、本当に電話がかかってくるのだとびっくりしました。競売の知識は、ある程度持っている方でしたので、競売に対する抵抗感はなかったので助かりました。良い物件をお得に取得できたと思います。


 

■最初の面談までに気を付けていたことはなんですか? 


  本当に突然の電話だったので、まずお客様の考えや物件の取得目的を知ることに注力し、何を求めてるのか、お客様の立場になって的確なアドバイスをするよう気を付けました。


問合せをいただいてから、しばらくの間、対象物件の三点セットが私の愛読書となりました。


現地でお会いすることになりましたが、会うまではドキドキでした。釧路まで来てすっぽかされたらどうしよう、でも既に電話で信頼関係は出来ているはず、そんな事を考えながら現地へ向かいました。そんな心配を余所(よそ)に現地でお客様と初めてお会いする事ができ、現地を見た後、喫茶店で詳細・今後の流れについて打合せをいたしました。


 

■サポート契約を締結するまでにお気を付けなさったことや、苦労したことはありましたか? 


  やはり、その物件はいくらで落札できるか入札価額を予想する事が難しく、現地を何回か見に行きました。また、981.jp 類似物件検索なども参考にしながら予想価額を算出しました。


開札の日は本当にドキドキものでしたが、落札出来た時はお互いに笑顔!この時、初めて競売サポート業の醍醐味を味わいました。


 

■落札後に苦労したことは何ですか? 


  物件は既に占有者はおらず、空き家の状態でしたが、かなりの動産が残されており、まず占有者を探す事から始めました。詳しくは言えませんが、近所の人に聞いたり、人の出入りがないかを確認したりしました(現況調査報告書に記載があったので)。


また、代金を納付する前までに、建物の内部や設備の状況等について、電気・水道等が正常に作動するか確認(業者に依頼して確認)、壊れている箇所の特定、3点セットの現況調査報告書にはなく、実際に内部に入って分かった事などについて、お客様に提示し、納得していただくまでが苦労だったかな。落札後の調査は重要ですからね。


 

■入札価額を決定する際のエピソードなどをお聞かせください。 


  「本気でこの物件が欲しい」と考えているお客様だったので、面談前のメールのやりとりの段階で、いろいろな資料を添付したり、こちらから提案したりしました。


遠方のためすぐにお会いする事は出来ませんでしたが、会えなくても電話やメールの時点で「信頼していただけたこと」が凄く嬉しい感じでした。


 

■入札価格の提示に関しては、お客様の予想と提案で大きな差が生じた場合、どのように説得していますか?と会員様から質問をいただいております。 お客様は小舘社長が提示した価格ですぐ納得していただけたのでしょうか? 


今回の物件は、築浅で素材も良い物を使用したので、地域の相場をとにかくいろいろな角度から調べました(札幌は得意ですが、釧路はエリアが違うのでちょっと苦労したかな)。お客様に説明する際も、予想価額の算出根拠を丁寧に説明させていただき、最終的に「この価格でどうですか?」と提示したところ、納得していただき入札金額を決めました。


 

■今回の物件に限らず、981.jpで苦労している点や失敗した事、ここは良かったという事があればお聞かせ願えますか?


  現地調査の時点で、調べに調べること数十回も現地に通った物件がありました。しかし、その物件は「融資が間に合わないから辞めます」という事がありました。


また、融資を利用したいというので、早めに現地調査を終わらせて、入札予想金額を出し、融資の目途もたったのに「取下げ」になった時はガッカリしました(札幌市ではなく離れた場所だったので、現地調査も大変でした)。


別な物件ですが、落札価額を調べてみると自分の予想額では到底太刀打ち出来ない価額で落札された物件(元々の所有者の兄弟が高い金額で落札)も1件ありました。


東京の方から「現地で会えますか」と問合せをいただいたのですが、物件が札幌から500キロ離れてたのでさすがに「無理です」と断りました(その物件の売却基準価額は百数十万円)。


北海道は本当に広いので、弊社のエリア以外に対する問合せやサポート依頼は苦労しますが、お客様と知り合える事は楽しいです。


 

■ずばり!競売を扱うメリットは何ですか。


 「競売」に興味を示している方々は意欲ある人たちだと感じてます。その方々が私にチャンスをくれるような気がしています。

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