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会員様の声(活用例・競売サポート成功事例等)

株式会社すまいるライフ/吉村 道彦様

株式会社すまいるライフ/吉村 道彦様

今回の地域で頑張る「ひと」のコーナーは、神奈川県厚木市に事務所を構える株式会社すまいるライフの吉村道彦様です。株式会社すまいるライフは平成28年4月に加入された会員様で、不動産競売のベテランです。先日開催された関東支部5月定例会(勉強会)では「空家物件の入札には要注意」というテーマで講師を務められました。豊富な実務経験から繰り出される吉村様の話は、とても臨場感にあふれ、非常に参考になるものでした。 今回は、神奈川県の不動産市場を踏まえ、競売の要注意点、経験談などをお聞きしました。

1.貴社及び吉村様のプロフィールをお聞かせ願います。

 (休日の過ごし方、趣味なども踏まえて。)

地元を飛び出す勇気もなく、生まれ育った神奈川県厚木市に不動産会社を設立しました。

定休日はなく、不定休ですが、たまの休日も子供の行事等だったりと、なかなか自分の時間は取れませんが、子供たちと過ごす時間が良いリフレッシュになっています。趣味と言えるほどではないかもしれないですが、柄にもなくスイーツ巡りを楽しんだり、時間があれば筋トレにもハマっています。

 

2.吉村様が不動産に従事したきっかけをお聞かせ願います。

前職の取引先は不動産会社が多く、皆、口を揃えて「今より儲かるよ」というので、甘い誘いに乗りました(笑)。

 

3. 神奈川県の不動産市場、競売市場をどのようにお考えでしょうか?

神奈川県は競売物件数も多く、個人の落札も増えている印象はありますが、そうは言ってもまだまだ再販業者が強いです。新規参入している業者も増えています。

築浅物件、駅近物件、人気エリア物件は、落札価額も高く、再販業者はチキンレースです。

物件によっては、再販価格が新築の建売と変わらない、なんてこともあります。

  

4.吉村様が競売不動産を扱うようになったきっかけ、FKRへの入会動機をお聞かせ願えますか。

知り合いに競売屋さんがおり、たまたま「ちょっと手伝わない?」と誘われたのがきっかけです。その時は、競売を知っておくのもいいかな、くらいの感じでしたが、今ではドップリはまっています。

FKRへの入会動機といえば、「競売」は一般消費者にとって、まだまだ怖いイメージがあります。また、同業者でも競売の知識がない、知らない方が多いのも事実です。

自分がこれから競売をメインに業務展開を図る上で不動産競売流通協会の名称、組織に所属しているということで「イメージアップに役立つかな」との期待感から入会しました。

 

 5.協会に入って良かった事はありますでしょうか?

一言でいえば「人脈が広がる」という事でしょうか。

「競売」と名のついた協会ですが、会員様の中には、興味はあるけど実務経験がなく、これから勉強して現在の業務に取り入れたいという会員様もいます。そんな会員様は、投資・売買・賃貸・管理・建設等々、各分野のエキスパートですので、お互いに不足している部分を補いながら、情報の共有もしつつ、とても良い関係で繋がっています。

出会いに感謝です。

 

6981.jpをどのように活用していますしょうか?

(私はこんな風に活用しています。お客様とのやりとり、お客様の競売に対する認識、お客様からの質問等、どんなお客様が多い等)

過去データ(落札・近隣類似等)は活用しています。

1回の期間入札で、10数件の入札をする時もありますので、FKR入会以前は、入札締切前は、過去の資料をひっくり返したりして、バタバタ状態でした。今では、981.jpのおかげで、調査、入札価格の検討がスムーズに進むので、大いに役立っています。

981.jpのお客様からの質問の多くは、ズバリの落札価格・明け渡しです。競売は危なくないですか?この物件は訳ありですか?など、漠然とした質問もあります。

傾向としては、売却基準価額が500万円以下の物件に興味を持たれる方が多いですね。

 

7981.jpで苦労している点や失敗した事、ここは良かったという事があればお聞かせ願えますか?

苦労点、失敗点と言われると、ピンときませんが、ちょっと驚いた事は、自分の想像よりもはるかに上回るほど、981.jpを閲覧している人がいること。

 

8.先日、講習テーマとなった空家入札ですが、吉村社長は空家が得意のようですが、そのメリット、リスクを教えていただけますか。

得意、不得意はないですよ。

再販の場合、スピードが命ですので、空家は明渡し交渉がない分、販売時期が早くなるのがメリットです。さらに、動産が無いといいですね。

動産がある場合は別です。

セミナーでも話ましたが、残置物は勝手に処分できないため(勝手に処分するのを狙っていることも)最悪の場合、強制執行となり、時間と費用がかかるリスクがあります。

結果、空家ではなく、占有者からきちんと明け渡してもらい、動産処分の交渉をした方が早かったというケースもあります。

 

9.断行・強制執行もたくさん経験されておられるかと思いますが、こんな時は要注意という事があれば、教えていただけますか?

 強制執行はしないに越したことはないので、滅多にしませんが、相手次第ですよね。

合意書等を交わしていても、100%の信用はしないようにしています。

 先日の講習でも話ましたが、今、神奈川をはじめ関東近郊で起きている、自称占有屋から通知が来て、それを無視すると、玄関に貼紙をされ、ドアノブを壊されたり、鍵穴に接着剤を入れられたりする場合でも、基本的には、代金納付と同時に火災保険に加入するので、保険で対応します。水道、電気の名義も占有屋に変えられたりしますので、要注意です。

 

 10.吉村社長は競売のプロですが、これまでに印象に残っている競売事件について教えていただけますか?

最近はあまりないですが、明渡し交渉の時に強面の面々がずらりと。

占有者の女性が誘ってきたり...(後々、自分(=吉村様)が誘ってきて、困るとクレームを裁判所に入れていました。)

室内に納骨されていない骨壺が...(私が納骨しました。)

事故死物件、不自然死物件なども年に数件は取扱うので、それぞれに何かしらありますよね。(必ずお祓いします)

やはり、自分にも子供がいるので、小学生ぐらいのお子さんがいたりするときは、身につまされますね。

 

10.今後、貴社の競売サポートプランを教えていただけますでしょうか。

セミナーを開催して、競売を身近に感じてもらい、サポートにつながればと思います。

 

11.その他、会員様へのメッセージや協会への要望などをお願いします。

実務では、本音と建前、表と裏があります。その辺は、懇親会で(笑)

まだ、あまり定例会等に参加されてない会員様もおられるかと思いますが、他の会員様の体験談などを聞くことができますし、とても有意義な買いですよ。賛同する方がいれば、勉強会などもできたらいいですね。

自分は得るものがあったので、定例会等にも参加してみるときっと、得るものがあると思いますよ。

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