不動産一括査定サイトおすすめランキング11選【2024年】提携会社数や査定方法を比較紹介

不動産一括査定サイトのおすすめがどこか知りたい人がいるのではないでしょうか。

不動産一括査定サイトは1度情報を入力するだけで複数社の見積もりを出してくれるため手軽に査定依頼が可能です。

当記事では不動産一括査定サイトを実際に利用したことのある方33名を対象にアンケート調査を実施致しました。

また、上記調査結果に基づきおすすめの不動産一括査定サイト11選を紹介しており、不動産一括査定サイトの選び方に関しては以下の点に着目することが重要です。

本記事ではおすすめの不動産一括査定サイトを紹介しながら、サイトのメリットやデメリット、不安点などを解説していきます。

一括査定ご希望の方は60秒で簡単に不動産一括査定ができるシミュレーションも当記事にありますので、是非ご活用ください。

サービス名	特徴	実績	同時査定依頼数	提携社数	運営会社	運営年数	対象種別	対象エリア
すまいValue 詳細はこちら	①4ステップで査定可能 ②物件種別ごとの査定相場がわかる	査定依頼件数77万件※1 ご成約件数11万件以上※2	6社	6社	すまいValue事務局	7年	マンション、一戸建て、土地	全国
イエウール 詳細はこちら	①家の売却の数が多い ②提携不動産会社数2,300社以上	利用者数28,000人※3	6社	2,300社以上	株式会社Speee	9年	マンション、一戸建て、土地	全国
SUUMO不動産売却 詳細はこちら	①無料査定依頼が60秒でできる ②オペレーターに無料相談	–	10社	2,000社	株式会社リクルート	–	マンション、一戸建て、土地	全国

※1 2016年10月サービススタート時から2023年5月時点までの集計
※2 2022年度（2022年4月～2023年3月末）実績
※3 2023年4月現在「不動産一括査定サイトに関するランキング調査」より（株）東京商工リサーチ調べ

不動産一括査定サイトを利用する際のポイントや選び方を解説

不動産一括査定サイトの選び方に関してのアンケート調査結果は以下になります。

当記事では上記の結果に基づき、不動産一括査定サイトのおすすめな選び方とポイントを解説していきます。

不動産一括査定を利用する際は、同時査定依頼数が多く実績が豊富な査定サイトを選ぶのがおすすめです。

選び方に迷った方は60秒であなたにあった不動産一括査定サイトを診断できます。

大手不動産会社と取引を行っている査定サイトを選ぶ

不動産一括査定サイトは大手不動産会社と取引を行っている査定サイトを選ぶのがおすすめです。

大手の不動産会社は資金力が高いため、幅広いエリアネットワークを展開しています。

そのため、宣伝力が高く日本各地の買手に物件についての情報を提供することができます。

また大手不動産会社は、売却の仲介に加えて売却サポートサービスを無料で行っているケースも多いです。

主な売却サポートサービスは以下になります。

大手不動産会社は売却サポートが充実しているので、大手不動産会社と取引しているサイトを選ぶのがおすすめです。

大手不動産会社と小規模な不動産会社のちがいは以下になります。

	大手不動産会社	小規模不動産会社
タイプ	他店舗展開型	地域密着型
特徴	宣伝力があり物件数が多い	地域密着で特定地域に精通している
メリット	全国にネットワークが展開されていて物件数が豊富	自社物件についてはどこの不動産会社よりも詳しい傾向にある
デメリット	他社物件の場合、申込みまたは契約後は担当から外れるので頼れない可能性がある	大手と比較すると取扱い物件数がかなり少ない

上記から全国展開しており、宣伝力が高い大手不動産会社と接点のある不動産査定サイトがおすすめです。

参考元：【2024年版】大手不動産会社一覧表

同時査定依頼数が多いサイトを選ぶ

不動産一括査定サイトを選ぶ際は、複数の不動産会社の査定額が比較できるので同時査定依頼数が多いサイトがおすすめです。

また、複数の不動産会社を比較することによってあらゆる視点からの評価を受けられます。

査定を依頼した不動産会社の数についてのアンケート調査結果は以下になります。

3社の不動産会社に査定を依頼したという方が45.5％で最も多いという結果になりました。

上記のアンケート調査結果に基づき複数の不動産会社を比較するなら、最低3社以上査定してもらいましょう。

不動産会社1社のみに絞り査定をしてもらうデメリットは以下になります。

当記事で紹介する不動産一括査定サイトの同時査定依頼数は、以下になりますので是非参考にしてみてください。

実績が豊富な不動産査定サイトを選ぶ

査定依頼は査定実績が豊富な不動産査定サイトがおすすめです。

不動産一括査定サイトは、個人情報を入力するため実績が豊富で評価が高い不動産査定サイトを利用しましょう。

査定実績が豊富な不動産一括査定サイトは、不動産売却に関するノウハウが蓄積されています。

また、大手不動産会社や査定サイトを利用したユーザーからの信頼が高いため実績が豊富な傾向にあります。

以下で各不動産一括査定サイトの実績について紹介していますので是非参考にしてください。

また不動産一括査定サイトのホームページには累計成約件数や査定実績等が記載されているのでチェックしておきましょう。

個人情報を提供するので、実績が豊富で信頼できる不動産一括査定サイトを選ぶようにしましょう。

自分が売りたい物件種別が対応されているかチェックする

物件種別	特徴
マンション	・オートロック、防犯カメラ設備あり ・戸建て住宅よりも売却しやすい
一戸建て	・家具のレイアウトが自由 ・生活空間を保ちやすい
土地	・室内のコンセント配置や駐車場の配置が自由

不動産一括査定サイトを選ぶ際は、自分が売却したい物件種別が対応されているか確認する必要があります。

自分の売却予定の物件がマンション・一戸建て・土地どれに値し対応可能であるのかチェックしておきましょう。

実際に売却した不動産の種類についての調査結果は以下になります。

マンションを売却した方が45.5％で最も多いという結果になりました。

物件種別によっても査定結果が大きく変動するためしっかりと確認しておくようにしましょう。

また、売却予定物件の特徴と一括査定サイトの得意分野がマッチしているかもポイントです。

同じ条件で複数社比較できるように、自分の売却物件が取り扱っているのか確認しておきましょう。

相場を把握するために近隣の売買事例をチェックする

サイトの中の利用者にとって相場を把握するために近隣の売買事例など必要な情報を掲載しているかどうかもチェックすべきポイントです。

売買のスケジュールや近隣の売買事例などを詳しく解説しているようなサイトがあればおすすめです。

なぜなら、近隣の売買事例を参考にできることで、自分の所有する物件を不動産会社が査定した金額と近いかどうか、相場通りであるかどうかを確認することができるからです。

不動産に関係する様々な情報を発信しているサイトであれば初めて売却する方でも安心して利用できます。

サイトを通じて不動産業界のことをあらかじめ勉強でき、実際に査定を出すときに注意しなければならないことをあらかじめ把握しておけば、スムーズに取引が進められます。

査定価格の相場を知るのに役立つサイトは以下になります。

サービス名	特徴
すまいValue	物件種別ごとの査定相場がわかる
イエウール	インターネットで簡単に一括査定依頼が可能
SUUMO不動産売却	無料査定依頼が60秒でできる

参考：家を売る。（公益社団法人全日本不動産協会）

不動産一括査定サイトおすすめ11選！査定依頼方法や提携会社数で比較

ここでは不動産一括査定のおすすめサイト11選を紹介します。

各サイトの特徴を理解し、ぜひ自身に適した不動産一括査定サイト選びの参考にしてみてください。

すまいValueは大手不動産会社を紹介してほしい人におすすめ

※2 2016年10月サービススタート時から2023年5月時点までの集計

不動産査定サイトにひとつすまいValueは、たった4ステップで査定できるのが特徴です。

1番目に物件種別を選択し、2番目に都道府県を選択、3番目に市区町村を選び、4番目に町名を選択すれば最短60秒で一括査定が可能です。

また提携している不動産会社は実績が多数ある大手6社があり、対象となる物件の概要や周辺環境、管理状況などを多角的に調査するので安心して査定と相談ができるでしょう。

また次の3つの理由として、「安心感が違う」「相談できる」「売却力がある」が挙げられており、具体的な数値も記載しているので信頼感があります。

またエリアと物件種別ごとの査定相場がわかるので、実際の査定を受けた時と見比べて差がないかどうかで、依頼するかどうかの判断材料にも使えます。

すまいValueの基本情報
運営開始時期	2016年
提携会社数	1,000社
取り扱い不動産種別	マンション、一戸建て、土地
同時査定可能数	6社
対象エリア	全国

イエウールは提携不動産会社数2,300社以上なので選択肢の幅が広がる

イエウールは、家の売却の多さで選ばれているサイトです。

都道府県、市区町村、町名、字・丁目、物件種別の5つを選んでから査定スタートできます。

そのほか郵便番号を使った査定も可能です。

年間20万件の売約成立件数を誇り、提携不動産会社数が2,300社を突破しているとのことで、選択肢の幅がより広がるでしょう。

数が多い中には悪徳企業が混じる場合も考えられますが、利用者からのクレームが多い不動産会社は契約解除をすることがあるので、安心できる不動産会社だけが残っています。

そのうえ最大6社との比較ができるので、各不動産会社が提出する最低額を見ながら自分に適した不動産会社と売買についての取引ができます。

イエウールの基本情報
運営開始時期	2014年
提携会社数	2,300社
取り扱い不動産種別	マンション、一戸建て、土地
同時査定可能数	6社
対象エリア	全国

SUUMO不動産売却は60秒で無料査定依頼が可能

不動産査定サイトのひとつ、SUUMO不動産売却は、無料査定依頼が60秒の速さで行えます。

トップページを見ると物件の種別と所在地を選べるようになっているのですが、査定依頼ではチャット形式で質問が行われており、それに答えながら気が付けば条件が整って無料の査定結果がわかるようになっています。

また、事例についても細かな記載もしていますし、右側のコンテンツには住み替えの方や貸したい方向けの情報をすぐに見ることができ、下のほうでは不動産売却、査定のノウハウについても情報が多彩です。

査定をする前に一読しておくと、査定後の交渉がスムーズでしょう。

またSUUMO会員サービスがあり、様々なサービス、特典があるので、できれば会員登録をしておくと、よりお得な情報が手に入ります。

SUUMO不動産売却の基本情報
運営開始時期	2009年
提携会社数	2,000社
取り扱い不動産種別	マンション、一戸建て、土地
同時査定可能数	10社
対象エリア	全国

LIFULL_HOME’Sは売却に強い不動産会社の特徴がわかる

LIFULL_HOME’Sは売却に強い不動産会社の特徴がわかりやすいサイトです。

自治体や国が管理している物件情報を掲載しているので安心で、地域の暮らしを知るページが充実しているので地方に引っ越ししたい人には非常に便利でしょう。

マンション売却の一括査定を無料で行っており、マンションの状況と所在地を選択後、住所と連絡先を入力後に全国4,200社の不動産会社から最適な会社が選択できます。

さらに独自の掲載基準にのっとった不動産会社のみ掲載するので、悪質な不動産会社を紹介することはありません。

LIFULL_HOME’Sの基本情報
運営開始時期	2008年
提携会社数	4,200社
取り扱い不動産種別	マンションの売却査定、マンションの買取、一戸建ての売却査定、家の売却査定、土地の売却査定、倉庫・工場などの事業用物件の売却査定、投資用物件の売却査定
同時査定可能数	10社
対象エリア	全国

HOME4Uは土地活用プランを複数の企業から一括で請求できる

不動産査定サイトにひとつHOME4Uは、NTTデータグループが2001年に日本国内で初めて運営を始めた不動産査定一括サイトです。

土地活用プランを複数の企業から一括で請求できるのが特徴です。

さらにトップページにはお得な情報があり、「土地活用の解体新書」というタイトルで様々な事例について動画で説明しているので、わかりやすく土地活用のことが理解できるでしょう。

またユーザーサポートセンターがあり、困ったことがあればフリーダイヤルでオペレーターに相談できるのも心強いです。

そのほかにも「不動産を売る」「土地活用・不動産投資をはじめる」「家を建てる」「家を貸す／管理会社を探す」「住まいを買う」といった不動産についてのあらゆるニーズについて細かい解説や相談が受けられます。

HOME4Uの基本情報
運営開始時期	2001年
提携会社数	2,300社
取り扱い不動産種別	マンション、一戸建て、土地
同時査定可能数	10社
対象エリア	全国

マンションナビはマンションの価格相場がすぐわかる

不動産査定サイトのマンションナビは、サイト名の通りマンションに特化しており、価格相場がすぐにわかります。

最大9社を無料で紹介できる仕組みがあり、最低価格が比較できる一括査定を行います。

また全国14万棟のマンション価格相場を公開しており、2億件を超えるビッグデータを活用して相場を導き出しているので、価格推移や必要な情報が盛りだくさんです。

さらにシミュレーション機能を有しているために、実際に売却する段階で役に立つツールを用意しているので、行動に起こす前に確認できるでしょう。

もちろん不動産に関する実務経験者による売買知識に基づいたアドバイスができます。特にマンションの物件に対して査定を考えている時に役立つサイトです。

マンションナビの基本情報
運営開始時期	2011年
提携会社数	2,500社
取り扱い不動産種別	マンション
同時査定可能数	6社（売却査定）3社（賃貸査定）
対象エリア	全国

いえカツLIFEは500社の提携から最高価格がわかる

不動産査定サイトのひとついえかつLIFEは、500社の提携不動産会社から最高価格がわかります。

500社はいえかつLIFEが超厳選した実績豊富な不動産会社ばかりで、それぞれの不動産会社の得意分野によって査定額が大きく変わるため、比較することで最も適した不動産会社がわかります。

また査定バリエーションについても仲介、業者買取、リースバックの3種類から選べるというのも大きな強みです。

そして売却方法ごとに査定価格と売却適正機関の比較までできるので、状況に応じてより最適な売却方法が見つかるでしょう。また面倒な借地権、底地権、再建築不可物件や共有部分の査定もしてくれます。

そして弁護士への無料相談もできるので、相続や離婚、金銭問題などで困っていても法のプロに相談することで解決に向けて一歩前進できます。

いえカツLIFEの基本情報
運営開始時期	2012年
提携会社数	500社
取り扱い不動産種別	マンション、一戸建て、土地
同時査定可能数	6社
対象エリア	関東近県

ズバット不動産売却は1分以内の入力で不動産査定ができる

不動産査定サイトのひとつ、ズバット不動産売却は1分以内の入力で不動産査定ができます。

無料査定は都道府県市区町村と物件種別を選ぶだけで58秒で査定結果がでます。

提携している不動産会社は大手だけでも18社、そのほかにも地域に精通した流量会社も多数参画しているので、地域ごとに納得のいく査定結果が確認できるでしょう。

また数多くの売買実績の実例をもとに、全国の都道府県、市区町村、町域に至るまでの不動産売却の相場がわかるようになっているので、自分の物件がどのくらいなのかがわかります。

また不動産売却ガイドをサイト内に紹介しているので、それぞれの解説内容を確認しながら不動産に関する知識を深められ、それから査定を行っても良いでしょう。

ズバット不動産売却の基本情報
運営開始時期	2020年
提携会社数	84社
取り扱い不動産種別	マンション、一戸建て、土地
同時査定可能数	6社
対象エリア	東京、神奈川、千葉、埼玉、北海道

リビンマッチは４タイプの査定が完全無料

不動産査定サイトのひとつリビンマッチは、4タイプの査定が完全無料です。

東証グロース上場のリビン・テクノロジーズ株式会社が運用するサイトで、トップページより売却、管理・活用、建築・修繕、関連サービスのカテゴリーから必要な情報がすぐに選べるでしょう。

年間12万件の査定依頼、資料請求実績があり、1,700社以上の不動産会社から比較できます。

さらに最短で45秒という短さでお手軽に査定依頼ができるのが魅力的です。

もちろん全て無料でできるので、安心して不動産の査定の状況を確認してみましょう。

そのほか、トップページの下の部分では不動産売却に関するコラムを紹介しているので、まずは不動産知識を学びたい人にもおすすめです。

リビンマッチの基本情報
運営開始時期	2006年
提携会社数	1,700社
取り扱い不動産種別	マンション、一戸建て、土地
同時査定可能数	6社
対象エリア	全国

三井のリハウスは全国売買仲介取扱件数が多い

不動産査定サイトのひとつ三井のリハウスは、全国売買仲介取扱件数が多いという特徴があります。

不動産査定ではフォームの入力のほか、地域ごとに担当している店舗に電話相談、売却コールセンターの相談に加え、マンションについてはAI査定で試すことができます。

様々な方法で査定できるので、自分の好きな方法で相談してみましょう。

また売却に関する注意事項についてや売却の流れについても詳しくサイト上で説明があります。

マンション、一戸建て、土地といったそれぞれ特徴の異なる不動産についてもすぐに違いがわかるでしょう。

実際に担当する場合には、隅々まで現地調査するので、売り主の不安や心配を取り除くような物件の正しい情報を届けられます。

三井のリハウスの基本情報
運営開始時期	1986年以前（自社査定のみ）
提携会社数	1社（自社査定のみ）
取り扱い不動産種別	マンション、一戸建て、土地
同時査定可能数	1社（自社査定のみ）
対象エリア	全国

おうちクラベルは安心の東証プライム上場企業

不動産査定サイトにひとつおうちクラベルは、東証プライム上場企業でSREホールディングス株式会社が運営しています。

複数社に一括査定ができることに加え、一括査定後にAIを使っての高精度な査定比較があり、AIという客観的な視点を持って、数百万の査定価格が違うこともあり得るため、複数社の査定額とAI査定の相場価格を比較した中での最高価格がわかります。

またマンション売却の相場価格も紹介してあるので、今対象としている物件の相場がある程度わかります。

そのほか不動産お役立ち情報として、常時新着記事を掲載しており、不動産に関するあらゆる知識を学び取ることができるでしょう。

たとえ不動産について知識がなかったとしても基礎知識も掲載しているので、少しずつ不動産について学ぶことができます。

おうちクラベルの基本情報
運営開始時期	2015年
提携会社数	非公開
取り扱い不動産種別	マンション、一戸建て、土地、1棟マンション、1棟アパート、その他建物
同時査定可能数	最大15社
対象エリア	全国（都市部中心）

不動産一括査定サイトとは1回の情報入力で複数の不動産会社に見積もりがもらえるサービスのこと

不動産一括査定サイトは、スマホやPCから1回情報を入力するだけで複数の不動産会社に査定依頼してくれるサービスです。

通常は、自分で各不動産会社に査定依頼をし見積もりを出してもらいます。

不動産一括査定サイトに売却予定物件と個人情報を入力するだけで、複数社の査定価格を比較することができます。

他にも不動産一括査定サイトは以下のメリットがあります。

自分で各不動産会社に査定依頼をする手間を削減できます。

また、同じ条件で比較できるためわかりやすく、最も条件の良い不動産会社を見つけやすいという特徴もあります。

なかには、不動産一括査定サイトを介して査定依頼をした方が良いのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか？

以下で不動産一括査定サイトを利用するべき人について紹介していますので、是非参考にしてください。

不動産一括査定サイトの特徴について以下で詳しく説明していきます。

自身が所有する不動産の市場価格を把握できる

不動産査定サイトは、自身が所有する不動産の市場価格を把握することができます。

複数の不動産会社を同じ条件で比較できるため、売却予定の不動産の市場価格や相場を知ることが可能です。

マンションや一戸建て・土地には定価がないため、あらゆる条件で価格が決定されます。

自身の所有不動産の市場価格を把握せずに売却した場合、売却額が低く損をしてしまうかもしれません。

さらに、仲介契約を取るために著しく高い査定価格を提示する不動産会社も存在します。

そのため、売却予定の不動産の市場価格や相場を把握することは大変重要です。

また市場価格を把握しておくと、売却の際に不動産会社に売却価格について相談をしやすいです。

特に、不動産の査定依頼や売却が初めてという方は市場価格を把握しておくのが良いでしょう。

売却の際に、相場よりも低い価格で契約することがないように市場価格を知った上で不動産会社に相談するのがおすすめです。

複数の不動産会社をよく比較しより好条件で売却できるよう市場価格を把握しておきましょう。

複数社から最も条件の良い不動産会社を見つけることができる

不動産一括査定は複数の不動産会社の査定価格を一括で比較でき、最も条件の良い不動産会社を選ぶことができます。

自分で査定依頼する場合、各不動産会社１社ずつに査定依頼をする必要があります。

しかし、一括査定なら同じ条件で比較できるため比較した際に、一目でわかりやすいです。

また、自分の目的に合った不動産会社を見つけやすい傾向にあります。

初めから自身の目的に沿った不動産会社に絞って査定依頼できるため、目的や条件に適した不動産会社を探すことができます。

自分の条件にマッチしていて条件の良い不動産会社を見つけたい方は一括査定がおすすめです。

手間を省いてスムーズに不動産の査定ができる

不動産一括査定サイトは自分で複数の不動産会社に査定を依頼する手間を省くことができます。

個人で各社に査定依頼をする場合、自分で不動産会社について調べて１社ずつ連絡をする手間がかかります。

不動産一括査定を利用すると、情報や条件の入力も一括で完了するためスムーズに進みます。

情報や条件を入力する際は、申し送り欄や追加質問を丁寧に入力しましょう。

できるだけ詳細な情報入力をすることで、スムーズに査定価格を算出してもらえます。

また、一括査定をしてもらうことで相場に合う適正な価格がわかりやすくりますので是非参考にしてみてください。

不動産一括査定サイトで注意するべき点は査定額で売却できるとは限らない

査定額	不動産会社が物件の築年数や状態から客観的に評価を下し、 おおむね３ヶ月程度で成約にいたると見込まれる金額を設定したもの
売却額	売主と買主が交渉した結果、実際に売却される金額

不動産一括査定を利用する際のデメリットは、条件などによっては提示された査定価格と売却額が異なる可能性がある点です。

査定額が決まったとしても、実際そのままの売却額ではないということもあります。

一括査定サイトで見積もりされる査定額は、基本的に仲介によって売却することを想定した価格であるためです。

条件などによっては、売却額が下がってしまう可能性があるため、提示された査定価格を鵜呑みにするのは禁物です。

そのため、査定価格はあくまで目安金額という想定でいておくことがおすすめです。

また上記のほかに不動産一括査定には以下のような注意点がありますので利用する際は注意点を抑えたうえで利用するようにしましょう。

個人情報を取り扱うためプライバシーポリシーを確認する

不動産一括査定では入力した個人情報が多くの不動産会社と共有されることがよくあります。

その際に個人情報などプライバシーに注意する必要が出てきます。

入力した個人情報がどの範囲で共有されるかを把握しておきましょう。

もしくは依頼を始める前にプライバシーポリシーを確認し、個人情報の取り扱い方法に関して予め抑えておきましょう。

その他では以下のような方法で個人情報の漏洩を防ぐことができます。

売主の希望を無視した悪質な営業に注意する

一括査定サイトを利用する際は、メールアドレスや電話番号などの個人情報を入力する必要があるため、不動産会社から営業の電話がかかってくる可能性があります。

不動産会社の主な収入源は、仲介手数料であるため媒介契約が取りたい背景があります。

しかし、これは依頼した内容の確認や査定結果についてなど必要な連絡であることが多いです。

ただし早朝や夜遅くに連絡がきたり１日何通もメールがくると億劫になってしまうかもしれません。

その場合、不動産会社にはっきりと断りを入れたり、適切なタイミングを指定するようにしましょう。

そのため、営業電話を避けたい方は対策としては以下を抑えておきましょう。

契約内容を確認の上で査定依頼を行う

一括査定を利用すると契約を介しますが、契約内容をしっかり確認しておくことはとても大切です。

専任媒介契約	売主が他の宅建業者に重複して依頼できない契約
専属専任媒介契約	・売主が宅地建物取引業者としか契約できない ・契約期間中は他の不動産会社とは契約することができない契約
一般媒介契約	複数の不動産会社に仲介を依頼することができる契約

契約内容を確認せずに契約を介すと、自分の希望の条件で査定が行えない場合や仲介手数料などで損する場合があります。

そのため損をしないように契約内容をしっかり確認した上で査定依頼を行うようにしましょう。

査定を依頼する不動産会社は1社に絞り込まない

不動産一括査定サイトを利用する際は依頼する不動産会社を1社に絞り込まないことが大切です。

査定価格の相場はある程度自分で把握しておくことが大切ですが、1社に絞り込んでしまうとその1社の査定価格が相場より低くなる恐れもあるからです。

2~3社分の査定額が把握できれば、比較することで相場が確認でき、売却価格を決める際の参考にできます。

そのため、複数社に依頼しておよその相場を把握した上で最終的に自分に合った条件の1社に絞り込むことがおすすめです。

ただし、査定依頼が多すぎても注意が必要です。

複数社への査定を一度に依頼すると、一斉に不動産会社から問い合わせが来ることになります。

対応に追われてしまうことを避けるため、ある程度絞り込んでいくのがポイントです。

一括査定サイトの提携の数では選ばない

一括査定サイトの中には提携数の多さをアピールしているところもありますが、数の多さで選ぶことのないようにしましょう。

サイトの多くは正確な企業数は明かしておらず、「○○社以上」という書き方をしています。

さらには、会社の数ではなく会社の中にある店舗数や事業所を会社として加えているケースもあります。

提携数が多いという理由だけで不動産一括サイトを選ばないようにしましょう。

提携数が多いことが良いに越したことはありませんが、そのほかのポイントも見たうえで総合的に判断して査定を依頼するサイトを選んでください。

不動産一括査定の依頼方法の流れを解説

不動産一括査定を利用する際のおおまか流れは、依頼する物件の情報を入力し査定依頼する不動産会社を選択します。

選択した不動産会社から査定結果が届きます。

ここでは、不動産一括査定サイトを利用して依頼する方法について順を追って解説していきます。

不動産一括査定の依頼方法の流れは以下になります。

上記の流れについて詳しく解説致しますので、不動産一括査定を依頼する際に是非参考にしてみてください。

査定を依頼する物件の情報を入力する

まずは、査定を依頼する物件の情報を不動産一括査定サイトの入力フォームに記載します。

基本的には、入力フォームの流れに従い入力を進めていきます。

まずは自分の査定依頼する物件が、一戸建て・マンション・土地どれに値するのか物件種別を入力します。

続けて、売却予定の物件の所在地を入力します。

サイトによって異なる可能性もありますが、以下項目は聞かれることが多いので調べておくことがおすすめです。

スムーズに入力するためにも、事前に上記項目は調べておきましょう。

机上査定か訪問査定か選ぶ

次に不動産一括査定を机上査定で依頼するのか、訪問査定で依頼するのか選択します。

机上査定は、現地には出向かず既存の取引実績等のデータからおおまかな査定価格を算出します。

訪問査定は、不動産会社が実際に現地調査を行い建物の状態等から査定価格を算出する方法です。

	机上査定	訪問査定
特徴	登記簿謄本や住宅地図、周辺取引事例から査定する	営業担当者が現地調査を行い査定する
メリット	営業担当者と対面する必要がなく手間が省ける	査定価格の精度が高い
デメリット	実際の売却額と差が出る可能性がある	個別対応で時間や手間がかかる
向いている人	売却検討段階の人	売却を視野に入れている人

机上査定は、不動産会社の営業担当者と対面する必要がないため、時間や手間を削減できます。

しかし、実際の売却額と差が出てしまう可能性があったり、実際に担当者に売却に関する相談ができないという側面もあります。

一方で、訪問査定は営業担当者が実際に現地に出向き、物件の維持管理の状態や損傷・劣化を見た上で査定してくれます。

デメリットは、個別対応の時間や手間がかかってしまうところです。

机上査定と訪問査定をうまく使い分けて査定依頼をしましょう。

査定依頼したい不動産会社を選択する

査定方法が決まったら査定を依頼する不動産会社を選択します。

不動産一括査定サイトでは、ここまで入力した情報に基づき査定可能な不動産会社の候補が出てきます。

その中から査定依頼をする不動産会社を選択しましょう。

不動産会社を選択する際のポイントは以下になります。

不動産会社を選択する際に是非参考にしてみてください。

査定結果を受けとる連絡先を入力する

査定依頼する不動産会社から査定結果の連絡を受けとるため、連絡先を入力します。

日中忙しく電話に出ることができない方は、メールを指定することができます。

より納得ができる査定を依頼したい方は、電話で査定についての希望や不明な点を聞くのが良いでしょう。

入力画面では、以下の情報を入力する場合が多いです。

サイトによっては、住所や氏名などの個人情報を入力せずに査定依頼ができる匿名査定ができます。

不動産会社から査定結果についてのメールが届く

物件情報や依頼者の情報を入力し、査定結果についてのメールが届きます。

机上査定では一般的に1時間～2時間程度で、査定結果についての連絡をしてくれます。

電話を受け取らなくても、メールでも査定価格や査定書を見ることが可能なため安心です。

不動産会社によって異なる可能性もありますが、机上査定の場合査定依頼当日にメールが届くことが多いです。

査定書には、建物と土地に分けた査定結果とその根拠について明記されているのでよく確認しましょう。

不動産会社から査定書や提案資料が自宅に届く

不動産会社によって違いますが、査定依頼をした数日後にメールだけでなく、査定書の原本や不動産売却の流れについて記載された資料等が届きます。

売却をサポートするパンフレットや資料も送付される場合があり安心です。

不動産売却がはじめてでよくわからないという方も、安心して売却の手続きができるようなサポートが充実しています。

机上査定による査定結果を見た後、訪問査定で実際に売却予定の物件を査定してもらうことがおすすめです。

査定結果について不明な点がある場合は、営業担当者の方に積極的に聞いてみましょう。

不動産一括査定サービスについてのよくある質問

ここまで不動産一括サイトの特徴やおすすめサイト、メリットデメリットなどを伝えてきましたが、やはり本当に利用して大丈夫なのかという不安の声があります。

不安点は大きく次の3点があげられるでしょう。

しかし、実際には心配することなく不動産一括サイトを利用することができます。

以下、不安点の対処について詳しく見ていきましょう。

査定を依頼するとしつこい営業電話がかかってこないですか？

提携会社のパトロールを行っており、しつこい営業電話や悪質な電話はほとんどない

不動産一括サイトを使う際によくありがちな不安のひとつに、営業電話が増えないかということが挙げられます。

個人情報を教えることになるので営業がしつこく不動産の売却を持ち掛けようとしたり、中には悪質な不動会社が、半ば脅すような営業をしてくるのではと、気になるのかもしれません。

しかし、基本的な不動産査定サイトではそのような悪質な不動産会社との提携を組まないところが多く、提携を組んでいたとしても提携パトロールを行っております。

特に顧客からのクレームが多い不動産会社の場合は提携解除をします。

そのため、不動産一括サイトを経由して悪質な営業電話がかかってくる可能性は低いでしょう。

万一そのような電話が来るのであれば不動産一括サイトに相談してください。

個人情報の流出はしないですか？

匿名依頼はできないが万全のセキュリティで個人情報流出は防いでいる

不動産一括サイトを含めたインターネットを使う場合、個人情報の漏洩の心配があり、できれば匿名で依頼したいという考えがあるかもしれません。

不動産一括サイトでは、簡易的な査定であれば匿名での査定を行うことが可能です。

より詳細な情報や具体的な売却を検討する場合は匿名での査定受付は行っていませんので注意しましょう。

不動産査定サイトの中には株式上場企業が運営しているところもあり、万全のセキュリティ体制を整えています。

そのため、個人情報の流出は基本的に防いでいます。

ネットへの不安はあるかもしれませんが、基本的には個人情報は守られていると考えても問題ありません。

一度査定額を算出してもらった後、売るのをやめることはできますか？

査定依頼したのちに売却を断ったとしても不動産に伝えれば問題ない

不動産一括サイトを利用して不動産会社にいったんは物件の査定を依頼をしたものの、不動産の売却を止めたいという場合があるでしょう。

ところがいったん査定額を依頼してしまうと、そのようなことが許されずに、不動産会社に売却しなければならないのではという不安があるかもしれません。

しかし査定額を無料で出してもらったとしても、そのあとの売却等の契約は別の話です。

どうしても売却を断る場合、不動産会社に伝えれば基本的に問題ありません。

もし不動産会社がその要求に応じないのならそれは悪質な不動産業者です。

不動産一括サイトの担当者や警察などに相談し、安易に営業の言うままに売却するようなことは避けましょう。

不動産競売価格は査定の相場金額より大きくなることはありますか？

裁判所にて価格を確定せずに物件を売り出し、これに対して購入したい方が希望価格を申し出る仕組みが不動産競売です。

競売の売却価格は物件によって違いますが、おおよそ市場価格の5割から7割程度といわれています。

そのため、一般的には査定を行い売却をする方が比較的高く売れます。

競売に参加された方によっても大きくことなりますが、高く不動産売却したい方は査定に出し売却することがおすすめです。

参考：競売物件をご検討の方に向けて｜不動産競売流通協会(FKR)

まとめ

不動産一括査定サイトについて、詳しい内容とおすすめの不動産一括査定サイトを11選、厳選したものを紹介しました。

不動産一括サイトは、多くの営業からの問い合わせが来るといったデメリットもありますが、気軽にインターネット上で自分が持っている物件の査定額を知ることができるなどメリットも多いです。またサイトによってさまざまな特色があるので、最適なサイトを選んで利用することが大切になります。

ただ査定額は机上と現地訪問で見る場合とは全く違いますし、査定額イコール売却額ではありません。

不動産一括査定サイトで査定を依頼する際はその点を踏まえて注意して利用しましょう。

また、不動産一括査定サイトでは不動産に関する知識が学べるコラムやコンテンツが充実しています。

査定を行う前にこれらの情報を読んでおき、不動産に対する知識を深めてから査定依頼を行うようにしましょう。