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会員様の声(活用例・競売サポート成功事例等)

有限会社拓実住宅/新里紗弥子様

有限会社拓実住宅/新里紗弥子様

今月の成功者は沖縄県浦添市に事務所を構える「有限会社拓実住宅の新里紗弥子様」です。「有限会社拓実住宅」は2015年2月に入会された会員様です。新里様は4月に競売サポートを成功させました。お客様は東京在住のため、実際に物件を見ることもなく入札(もちろん新里様とも会わず)、見事落札されました。新里様との綿密なやりとりが信頼関係を築き、見事、サポート落札成功に導いたのですね。 今回は遠方の方とどのように連絡を取り、提案をしていくのかを踏まえてお聞きしました。

■貴社のプロフィールをお願いいたします。

1981年6月に創業。おかげさまで今期35周年を迎えました。

沖縄県浦添市を中心に不動産賃貸管理、不動産売買仲介、買取販売を手掛けて

います。

また、競売サポートや相続コンサルティング事業にも力を入れており、お客様

に提供できるサービスを増やしながら事業を営んでおります。

 

■沖縄県の不動産市場、競売市場について教えていただけますか。

近年、不動産市場は活発に動いています。任意の段階で売却される物件も少な

くないため、競売の期間内売却の物件は減少傾向にあると思われます。個人の

入札も多く、入札価格も上昇状態にあるといえます。特に、収益物件や戸建住

宅、中古マンション等は人気があり、土地のみ競売は地域や状況により差があ

ります。

 

■貴社が競売物件を扱うようになったきっかけを教えてください。

もともと、自社物件を購入するために、競売入札をしていました。その後、リ

フォームを行う買取再販から競売代行を行い、それに伴う入札サポート業務、

明渡業務、現在の競売サポート業務へとつながっていきました。

 

■ 981.jpをどのように活用していますか。

沖縄県の競売物件に興味を持たれている方たくさんいらっしゃいます。メール

問合せも県外の方が意外に多いです。

以前、協会主催の一般向け競売勉強会に参加しましたが、会場は満員で熱気ム

ンムン!こんなにも、競売に興味を持っている方がいるのかと、ビックリしま

した。981.jpはその方々と繋がる営業マンとして大活躍しています。

また、私の利用法は、不動産の検索や3点セット等をみながら不動産評価など

の勉強、バーチャル入札など、自己研鑽として利用しています。

 

■お客様からの御社への最初のコンタクトはどのような方法でしたか?

今回のお客様は本土(東京)の方でしたので、電話からのサポート依頼でした。

競売物件をご自宅用にお考えのお客様でした。

突然の事でしたので、こんな事もあるのだなっとびっくりしました。

 

■今回のお客様は初めての方ですか?貴社のリピーターの方ですか?

競売に関しては知識のある方でしたか? 競売に対して抵抗感などありました

か?

今回のお客様は、初めてお問合せいただいた方でした。

本土(東京)の方で、一度もお会いしたことがありません。お電話とメールで

のやり取りのみです。以前に、ご自身で入札をしたことがある方でしたが、沖

縄の相場や市場が分からないのでサポートの依頼をいただきました。競売に対

してのリスクなどもご存じでしたので、やり取りがスムーズでした。

 

■最初の面談までにメールや電話などで気を付けていたことはなんですか?

本土の方でしたので、もっぱらメールと電話のやり取りでした。メールや電話

で気を付けていた点につきましては、「とにかくレスポンスを早く」というと

ころです。

981.jpを見て、弊社を選んでいただいたとのことですが、どんな会社か?とい

う不安は少なからずあったと思います。少しでも早く信頼関係を築けるよう、

報告事項や書類郵送など小まめに連絡を取りました。

 

■サポート契約を締結するまでにお気を付けなさったことや、苦労したことは

ありましたか?

サポートをお引き受けしてから入札までに意外と日がなく、入札書類等は本土

(東京)へ郵送しなければなりません。重要書類のため、確実に本人に受取っ

てもらえる簡易書留やレターパック等の方法で行いました。意外と、郵送書類

が多く郵送準備に時間がかかりました。

 

■落札後に苦労したことは何ですか?

遠隔地の場合は、本人に直接書類を手渡しする事ができません。そのため、郵

送期間を考慮して手続きを進めました。

代金納付の際、必要書類を当社へご郵送いただき、私が代金納付手で裁判所へ

行ったのですが、1点不備があり、訂正印が必要とのことで返されてしまいま

した。代金納付期限1週間前というギリギリの時で(代金納付できなければ保

証金は没収ですし、お客様にも多大な迷惑が掛かってしまいます)その日のう

ちに、郵送・ご連絡を入れました。お客様も素早く対応していただきましたの

で、とても助かりました。

しかしその時は、冷や汗が止まりませんでした(笑)

 

■入札価額を決定する際のエピソードなどをお聞かせください。

弊社では、取引事例や公示価格、周辺環境・地域の特性など総合的に、入札予

想価格を算出、ご提案しています。

今回のような店舗兼住宅という物件は希少なため、入札者も多いことを想定し、

入札価格を予想しました。入札予想価格でも、不動産業者が買取再販する場合、

一般のお客様が購入する場合の2種類に分けて価格を提示。予算や本気度(物

件を欲する度合)があると思いますので幅をもってご提案し、入札価格の決定

は、お客様ご自身で決定して頂きました。

 

■入札価格の提示に関しては、お客様の予想と提案で大きな差が生じた場合、

どのように説得していますか?と会員様から質問をいただいております。お客

様は新里さまが提示した価格ですぐ納得していただけたのでしょうか?

ご予算や本気度(物件を欲する度合い)は人それぞれだと思います。

今回の場合は、最初に沖縄の競売事情をお話し、時価に近い価格で落札されて

いる旨をご理解いただきました。そして、報告書をご説明する際も、本気度

(物件を欲する度合い)よって、異なる点を伝え、「そうですよね!」「そう

ですよね!」とご納得頂いている様子でした。

その2日後に、お客様よりご連絡いただき「この物件欲しいので、この価格

で!」ご提案したMAXの価格で入札する事を決定されました。

本来は、現地で物件を見ていただいて、価格を判断してもらう事が一番です。

しかし、今回のお客様は、一度も現地を見ず3点セットと弊社の報告書だけで

価格を決定されましたので、報告書の大切さを実感いたしました。

 

■ずばり!競売を扱うメリットは何ですか。

今までは、売買仲介といえば、市場に出ている物件のみでしたが、競売を扱う

ことで、仕事の幅、お客様への提案材料が増えました。そして、お客様と繋が

る窓口が広がります!

 

■今後の競売サポートの御社のプランについて教えてください。

競売サポート業務を始めたばかりで、今回が初落札でした。

その為、サポート業務の流れを確立させ、事業として定着させていきます。

また、今後は競売セミナーの開催も検討していきたいと考えています。

 

■会員の皆様にアドバイスをお願いいたします。

正直、競売物件のお問合せがあるとドキドキします。

それは、「競売」というだけで、不安だったり、難しいのではないか?と壁を

作ってしまうからだと思います。

弊社では、サポート業務の依頼を受けた際、チームで取り組んでおり、そこで

は、当社では3点セットの解読から始まり、不安材料を一つずつ潰して進めて

います。

また、981.jpは今回のように一度もお会いすることなく、入札価格の決定、さ

らには落札後の手続きまでを完了するという事が起きる、すごいサイトだと思

います。

お客様から、安心して任せられるように、会社紹介ページには情報を入れ、さ

らには顔写真も入れていくと良いと思います。981.jpをフル活用されることを

オススメいたします。

 

■その他、ご自由にお願いいたします

弊社では、賃貸でも売買でも必ず物件を見たうえで、お客様自身の意思決定を

していただいています。しかし今回は、超イレギュラー。沖縄に物件が欲しい

ので、お任せしたい。忙しいから落札した後に物件見に行きます。とのこと。

正直、競売と言えども、不動産を買うという事は、それなりのお金が動きます。

物件見ないで決めるって、「えーっ!」と思いました。

また、お電話では、お客様自身の話をされていたので、お客様情報を聞取りす

る事に苦労はありませんでしたが、会った事も人に「こんなことまで、話をし

ていいの?」と思う場面も。戸惑う事も多々ありましたが、信頼していただい

ているという事だと理解をしています。物件も、無事引き渡すことができそう

です。

あとは、建物内の残存物が大量にあるのと、リフォームか解体新築かを決定し

ていただくまでお手伝いする予定です。お客様色の建物になっていくのが楽し

みです。

 

■新里さまのプロフィールをお願いいたします。

2006年(有)拓実住宅に入社。賃貸営業事務に所属。

宅地建物取引士や上級相続支援コンサルタント資格取得。

今年で勤続10年になります。

宅地建物取引主任者資格を取得を機に、不動産売買の営業補助に入ったり、最

近では、競売サポート業務、上級相続支援コンサルタントの資格を取得し、7

月~は自社主催の家主様向け相続対策セミナーの講師を担当します。

一物四価と言われる不動産。奥が深く、日々勉強です。

今後とも、よろしくお願いいたします

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